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夢の中では約10年後ぐらいの私がいた。
ある晴れた日曜日に娘(高校2年生になってた)が彼氏(1つ上)をつれて遊びに来るというのだ。
娘(これがとてつもなく背が高い、、170はありそう)の身長をかる~~~く抜く長身の男性が隣に立っていて、低い声で彼は「はじめまして」と、深々と挨拶をしてきた。
驚くぐらいにかなりいい男で、息を呑んだ。

こういう場合は普通 自分の部屋へ行くところなのだが、なぜか二人はリビングに。 
コーヒーとお菓子を間に、親子+その彼氏での場になってしまった。

自分から話をすることはせず、ただ娘が話す事をうれしそうに横で笑ってみている。
ときどき「そうよね?」と聞く娘の言葉に尚いっそう笑顔になって、だまったまま ウンウン と二度ほど軽く首をふる。
きくところによると、娘からではなく彼のほうから告白したそうで、(うらやましい)何から何までやさしいのだとか、、、。
何をしても何も怒らない彼らしく、それがちょっともどかしいのだ!!などと贅沢なことを娘は言う。
「何で怒らないの?」と私が聞くと、罰が悪そうな顔をして「ここではちょっとはなせません、、」と小さくいった。

どう考えても主導権は娘の方。
これは尻に敷かれているといえばいいのだろうか。
数分後娘の携帯がなり 彼女が部屋をでると、ボソボソ、、、と口を開け、
「○×さん(娘の名前)と付き合っても良いですか?」
と聞いてきた。 
つきあってもいいですか? もなにも もう一年も付き合っているのだろうし、
よほどのことがない限り、そう何もかも反対する理由もないだろう。
「いいですか?って 付き合ってるんでしょ?もう」
ときくと 下を向いて「ええ」と答える。
その図体からは想像できないぐらいに 大人しい、。

携帯をたたみながら娘が入ってくると、
「ごめん ちょっと出てくるわ。ねえ ××(彼の名前)1時間ほどここでまっててくれる??」
と突然いった。
「まっててって、、、、貴女 彼をほおっておいてどこへ行こうというの!!」
と私がたしなめると、
女友達のところへ急用で行かなきゃならないのだが、
彼氏を連れて行くと恥ずかしいから嫌なのだという。
怒ろうとした私を 彼が間に入るように止め、
「俺はいいよ まってるから。あのお母さんは困りますか?」
と聞いてきた。
他人から お母さん といわれることがちょ~~~っと違和感ありありだったが、
結局二人で娘を待つような形になってしまった。

なが~~~い脚が椅子に納まりきらず、座りにくそうな感じで、
その彼は私に、娘の小さい頃の話を聞いてきた。 
私が話す内容に嬉しそうに聞いている。

「娘のどこがいいの?」おせっかいながら聞いてみた。
「それに娘が気に入らないことしたら それなりに嫌だといわないと、、、図に乗るわよあの子」といってみた。
その言葉に少し肩をすくめると、今までほとんどあわさなかった視線をこっちに向けて、
「彼女といると楽しいんです。」といった。
そして娘の笑った顔が一番すきなのだという。
かなりいい男なのだから、とてももてるんでしょう?と聞くと、
自分はかなり鈍感で気がつかなくて口下手で面白みがないから、もてないのだといった。
確かに何度か女性から告白されて付き合ったことはあるが、それが原因で振られてばかりだと笑っていた。
(どこか寂しそうな目をしているのはそのせいかもしれないかも、、)
そんな彼が娘の笑顔を気に入り好きになったものの、
そういう過去があるせいか、告白できずにいたという。
きっかけを聞くと、一年前のある休みの日に いつもいく店でコーヒーを頼んで
いつものように音楽を聴きながら本を読んでいて、
なくなったコーヒーに気づいて前を見たら、娘が座っていたらしかった。
娘はじ~~~っと彼をみて「ここに座ってからもう15分ぐらいたつのに全然きがつかないんですね」
と、不思議そうな顔をしていたらしい。
そして其の時に、“ああ これでこのこにも嫌われた、、、”
と告白したわけでもないのに失恋を思ったという。
娘はちょうど別の同性の友達とその店に来ていて、
“用事がある”と先にかえった友人を見送ったあとに彼の存在に気がついたらしかった。
娘は、いつも無口で、かなりのイケメンのくせに
付き合う女性すべてに振られる噂の男が依然から不思議だったらしく、
一人で店にいた彼の前にすわってみたものの、全く本から顔を上げず、
時折コーヒーを求めるために伸びる腕の往復を黙ってみていたそうだ。
聞けば、以前付き合っているときもこんな感じで、
気がついたら相手が帰っていた、、ということもあったようで。。。
(馬鹿か?と一瞬私は思う)
「変わってるよね □○さんって、、、」
そういう娘に思わず
「ごめん」
と答えたらしい。
そうしたら、娘が大笑いして
「何で私に謝るんですか??□○さんって変だけど面白い」
といったらしく、
いつもいつも女性に「つまらない面白くない」といわれていただけに、
娘に「面白い」といわれたのがかなりびっくりし、
どうしてもこの子のことがもっと知りたいと思った引き金になったらしい。

お互い改めて飲み物を頼むと、また先ほどと同じような無言の時間が流れていたのだが、
そのとき彼の頭の中では どうやって娘に告白しようかぐるぐる頭を悩ませていて、
もともと気の利いた言葉を吐けるクチでもなく、時間だけがすぎていき、
(その間娘は知人からの電話に出たり、メールをしたりしてたらしい)
「それじゃあ 私帰ります」と立ち上がった娘の腕を掴むと
「嫌だ」とだけやっといえたそうだ。
急に腕を掴まれて流石の娘も一瞬顔がゆがんだらしいが、
ここで帰らせたら絶対にもう話せない!とまで思っていて、
反射的にいきなり「君が好きだ」と告白したらしい。
(かなり無謀)
「本気にされなかったんですよ、、、又大笑いされました」と頭をかいて見せた。
実はその頃娘には別に好きな人がいて、付き合い始めたばかりだったので、
正直彼を男性としては全く意識をしていなかったそうだ。

ここから“一番今まで生きていた中でエネルギーを使った”という行動を彼はとった。
その行動は「とにかくひたすら“すきだ”といい続けること」。もし私が同じ事をされていたら、、、どうだろう、、そう考えながら彼の話の続きを聞く。

一歩間違えればストーカーだ。
娘に付き合っている人がいるとしったのもその頃。
なのにそこまでにさせた原因は1つ「彼女が笑わなくなったから」らしい。
彼がすきなのは娘が笑っている姿。
それが、その男性と付き合いだしてからいつも不安そうな顔をして笑わなくなったのだという。
ため息ばかりをつき、本来ならば楽しいはずの日々がつまらなさそうにしているのが耐えられなかったといって
当時を思い出すように悲しそうな顔をした。
笑顔のなくなった原因はよくあるような男性の女性関係らしかった。

彼はおせっかいのように「別れた方が良い」といい、
もちろん娘には激しく拒否された。
それでも尚「好きだ」といい続け、
ついに男性の決定的な瞬間を目撃したらしい娘に
「俺は気のきいたこともできないし、鈍感だし、マメでもない。
君に何もしてあげられないかもしれないし、
全然一緒いておもしろくないかもしれない。
だけど、君を悲しませるようなことは絶対にしない。
そして君しかみてないし みれないから」
と、思わず背筋がぶるぶるっと震えるぐらいの“
このこでも こんなせりふいうんだ”という言葉をきいていた。
「君は笑っていてほしい 笑っていない君をみるのは辛い」そういうと彼は
(当時を思い出したように)嬉しそうに笑い、
「○×さんに初めてどこかへ遊びに連れて行ってとお願いされたときは、
天にも上るぐらいの嬉しさだった」
と今度は私の顔をみて笑った。
本当にその風貌からは想像できないぐらいの 子供のような笑い顔をしていた。
娘のことをそこまで思ってくれているのかとおもうと、親としてはとても嬉しい。
そして(夢の中で記憶として残っている)娘に、
この一年の間にそんなことがあったのだとは全く親としてしらず、
恥ずかしい気持ちもしていた。
 
1時間はあっというまにすぎていたようで、
「ごめんごめん」という声と共に娘がリビングの扉をあけた。
彼は本当に嬉しそうな顔をして娘を見る。
多分、私はもう席をはずして自分のことをしており、
彼は彼でひとりでぼ~~っとしていると思っていた娘は、
話込んでいた風の雰囲気がちょっと気に入らなかったらしく、
「何?今まで二人で話してたの?何しゃべってたの?」
と不愉快そうに唇を尖らせた。
「待たせた人間がなんてことをいうの」
とたしなめると、今度は彼のほうを向いてもう一度
「ねえ お母さんと何をしゃべっていたの?」
と追求した。

彼は二メートルほど前に視線をおとしながら右の口角をもっと上げてから娘を見ると、
「それは秘密」といってくしゃくしゃっと笑った。
「ちょっと何よ秘密って!!」
ふてくされる娘のとなりで、彼は肩を揺らしてもっと笑っていた。

きたときと同じように、彼は深々と頭を下げて帰っていった。
娘が近くまで送ろうとしたが、「もう遅いから」と一人で帰っていった。

「彼変わってるわね」
夕食時に娘にそういうと、先ほどの不機嫌さはすでに抜けていて
「でしょ??面白いのよ」と、笑った。
「かなりカッコイイ人じゃないの 
他の女の子たちが黙っていないんじゃないの?」
なぜに自分がもてないのかの理由を彼からきいていたものの、
そう意地悪を言ってみた。
「それよ!!私も前から思ってたのよ。
付き合ってた人皆が”面白くない男“だっていってたんだけど、 
私はそうは思わないのよね、、、
かなり変で面白いと思うのに。」
「そうね」
さすが私の娘 着眼点が違うとおかしかった。


彼が来てから二日後、家に彼から電話がかかってきた。
娘に用事かと思うとそうではないらしく、
「この間は ありがとうございます。あの、、、じつは、、、」
そういって口がとまった。
二呼吸ほどしてから
「、、○×さんと付き合っても良いですよね、、
このあいだちゃんと返事きいてなかったので、、」
と語尾に行くほど小さくなる声でいっていた。

これが娘をどうしても自分のものにしたいと必死に「好きだ」と叫んでいたらしい人と同一人物かと思うとおかしくてしょうがない。
不安げに受話器(もしくは携帯?)を手にしている彼を想像すると尚おかしかった。
ここでだめだといったらどうするだろう、、
そういたずらな想像をしながら、
「だから この間もいったけど、もう付き合って一年もたつんでしょ?
いまさら了承えなくてもいいんじゃないの?」といった。
「あ、、そうか、、、いや、そうだったですよね」 安心したような声をだしながら、
またご丁寧な挨拶をいって電話は切れた。

少なくとも、彼は娘を大事にしてくれている様子。それが一番の救いだ。
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目が覚めても、今までそれが現実だったように脳裏に残っている。
視界にはいるまだ保育園児の娘の寝顔を見ながら、
果たして現実の娘はどんな彼をつれてくるのか、、、と思いながらコーヒーをいれた。
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2006.02.21 / *日々徒然* /
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